日本の伝統行事 どんど焼き(2020年1月13日実施)
田貫湖ふれあい自然塾では1月13日、「日本の伝統行事どんど焼き」を開催しました!
地方によってはとんど焼きやさいと焼きなど、様々な呼び名がありますが、
田貫湖がある富士宮市では、どんど焼きと呼ばれています。
まずはどんど焼きとは何か、クイズを交えて紹介!
みなさん積極的に手を挙げてくれました。
「どんどん燃えるからどんど焼きって言うんだね。」
「えー!昔はお地蔵様も燃やしちゃったの!?」
驚きの連続だったようです。
どんど焼きについて詳しくなってもらったところで、
まずは餅花を作ります。
餅花は小正月、つまり今でいう1月15日に飾ると縁起がいいとされるもので、
願いを込めた形のお餅を作り、ミズキの枝などにさして飾ります。
例えば、豊作を願ってニンジンの形、商売繁盛を願って小判の形など。
本来は願いを込めますが、子供らしい発想で様々な形のおもちが出来上がりました!
中にはアニメのキャラクターもいました(笑)
できたお餅は蒸してから、枝に刺します。
蒸している間に、いよいよどんど焼きの準備!
三ツ又へ刺すコツ、アルミホイルの包み方などを教わり、準備ができた人から外へ!
組まれた正月飾りについに火が灯されます。
みるみる大きくなっていく火。
「こんなに大きな火初めて見たー!!」
「離れてるのにすごい熱いね!」
様々な感想が聞こえてきました。
高く組まれたお飾りが崩れ、安全に近づくことができるようになったら、
どんど焼きを開始します。
安全に近づけるようになったとはいえ、やはり火は熱いし怖い。
子供たちは熱さに耐えつつ、顔を引いて団子を焼いていました。
団子を包んだアルミホイルが焦げたら、もう食べごろ!
室内に戻り、焼き立てのお団子を好きな味付けで、いただきます!
「美味しい!」
「おなか一杯だよ。」
満足していただけたようです。
そして、食べ終えたころには先ほど作った餅花が蒸しあがりました!
早速ミズキの枝に刺していきます。
中には我慢できずに食べてしまっている子も(笑)
美味しく蒸しあがっていたようです♪
日本の伝統行事、無病息災を願って行うどんど焼き。
今回参加してくださった方々が、一年健やかに過ごせますように。
お正月イベント(2020年1月1日~5日)
みなさま、あけましておめでとうございます!!
自然塾では元旦から雪帽子をかぶった富士山が姿を現し、
たくさんの鳥たちが飛び交う清々しい新年を迎えています。
みなさんはどんな新年を迎えているでしょうか?
田貫湖ふれあい自然塾は毎年元旦から営業!!
「地域で昔はやってたけど今はもちをつかなくなったねぇ」
「はねつきってなに?」「コマってどうやるの?」
そんな方に、ぜひ「日本らしいお正月」を体験してほしい!
だって、おもしろいから!絆が深まるから!
そんな想いで、スタッフ一同みなさまをお待ちしています。
そして自然塾に長い間通ってくれているリピーターの方とたくさん再会できるため、
一年の中でも、とても楽しみにしている日のひとつです。
特に元旦は大にぎわい!その理由は…
餅つき大会があるからです!
みなさんは、つきたてのお餅を食べたことはありますか?
お店で売っている切り餅ももちろんおいしいですが、
つきたてのお餅の味は格別!!
それが自分でついたお餅なら、なおさらおいしいですよね。
「つきたてはこんなに伸びるんだね!」
「とても美味しかったです!」
と、参加者も満足しているようでした。
2日からは「かきぞめコーナー」。
かきぞめは、小さい頃のいかに見本に似せるか
を競うというものしかやったことがない、という人も多いのでは?
かきぞめにはもっと可能性があると自然塾は考えています。
自分の書きたいものをもっと自由に表現してほしい。
だから、なんだか想いがあふれちゃってる作品を
かきぞめスタジアム入賞作品として選んでいます。
今年もステキな作品が生まれました。ほら、写真の通りです!
そして1月3・4日には、昔ながらの和だこ作りが開催されました!
自分で組み立てた凧に好きな絵を書き、世界に一つだけの凧を作ります。
一人ひとり個性あふれた凧が完成し、さっそく外で飛ばしている子どもが続出!
昔ながらの遊びの楽しさを体感してくれているようでした。
お正月に食べる物、遊ぶものにはそれぞれ意味があります。
おもちは、長く伸びるおもちのように長生きをしようという願いを込めて。
そして凧あげは、空を見上げると健康になると言われているため、
空を仰ぎ一年健康に過ごそうという想いが込められています。
参加してくれた皆さんが健康に長生きできますように♪
田貫湖ふれあい自然塾は、本年も皆さんに「来てよかったぁ!」と
思っていただけるプログラムをたくさん提供できるよう頑張ります。
みなさん、本年もどうぞよろしくお願いします!!
親子で冬鳥ウォッチング&巣箱作り(2019年12月7日実施)
田貫湖ふれあい自然塾では「親子で冬ウォッチング&巣箱作り」が12月7日に開催されました。
冬にやって来る水鳥を双眼鏡で観察することや小鳥が使う巣箱作りを楽しむ時間を
親子で過ごすプログラムになりました。
まずは「なぜ鳥は巣をつくるのか」
「巣箱利用する鳥はどんな生態をもっているのか」
などをクイズやスライドを交えながら知ってもらいました。
続いて、巣箱作りに挑戦です。
ノコギリを使い、木材を切るところから体験します。
親子で協力しながら1つ1つのパーツを切り分けました。
切り分けたものは釘で打ち付け、形を整え立派な巣箱が出来上がり!
親子で完成した巣箱をどこに仕掛けるか考え、期待を膨らませていました♪
野外での時間は、双眼鏡の正しい使い方のレクチャーを受け、水鳥を観察しました。
冬の間訪れるキンクロハジロやヒドリガモなどのカモはじめ、様々な水鳥に愛らしさを感じ、
彼らの行動や生態について知る時間となりました。
参加者ははじめて見る鳥も多く1羽1羽の鳥をじっくりと観察していました。
野鳥は身近にいる存在。今回のプログラムで野鳥に興味を持ち、
日ごろから観察するきっかけになれば嬉しいです。
ありがとうございました!
田貫湖ふれあい自然塾は冬の間、田貫湖に訪れるカモを観察するツアーも開催しています。
ぜひ、お気軽にお問い合わせ下さい。
たぬきっこクラブ~野外料理人になる~(2019年12月1日(日)実施)
たぬきっこクラブ~野外料理人になる~が12月1日(日)開催されました。
たぬきっこクラブは、「自然の中の職業を体験すること」をテーマに、
その職業に携わる方を講師に招いて親子で暮らしを考えるきっかけをつくるプログラムです。
今回は野外料理人と題して、講師と一緒にアウトドアクッキングに挑戦しました。
まずは料理を作るための火をおこしました。
家族で協力して、薪とマッチを使い、小さな火を大きくしていく中で、
火の温かさや扱い方を学んでいきました。
また、食材を自分たちで切ることも大切にしています。
包丁の使い方を知った子どもたちは、集中して調理に取り組んでいました。
中には「これからもお家でお手伝いをしたい!」と言うお子さんもいました。
たき火を使った調理では、大鍋やダッチオーブンを火にかけて、
炒める・煮るといった作業を参加者同士の交流もありながら進めていきました。
ガスコンロと違い、薪や炭で火力の調整をするので大変でしたが、
普段扱う機会が少ない火に触れ合うことは大人も子どもも印象的だったようです。
そして、巨大リンゴケーキやかぼちゃのまるごとロースト、
空き缶で炊いたお米など出来上がった料理に参加者全員で大盛上がり!楽しい食卓となりました。
参加者からは
「マッチで火をつける体験を子どもに教えられてよかった」
「空き缶でお米が炊けるとは思わなかった」
「火の扱い方や野外の調理器具の使い方がわかった」など様々な感想を頂きました。
次回は猟師になるです!
富士山親子キャンプ~野生動物編~(2019年11月23~24日実施)
『富士山親子キャンプ野生動物編』を11月23~24日に開催しました。
今回のテーマは自然の中で暮らす野生動物です。
11月とは思えない暖かさに包まれながら、静岡県内の親子6組15名が1泊2日のキャンプを満喫しました。
動物を調査する道具のセンサーカメラ(自動撮影カメラ)を使い、夜に活動する動物たちの撮影を試みました。
まず自然塾スタッフが足跡の見つけ方や動物の通り道(獣道)を紹介し、カメラを仕掛けるポイントを学びました。
その後、森へ行き動物たちが残した痕跡を探し、親子でどこに設置するかを相談しました。「ここに糞が落ちているよ」「この足跡はなんだろう?」など意識しなければ気付かない動物の痕跡を見つけることができました。
そして、翌日カメラを確認するとタヌキやコウモリなどの撮影に成功しました!
また、キャンプの楽しみと言えば夕食作りです。富士山のシカ肉を使ったカレーや鳥の巣に見立てたサラダなどを参加者全員で作りました。自分たちがつくった料理は格別のようで、
みなさんおなかいっぱいになるまで食べました。中には「嫌いなものが食べられるようになった!」と言うお子さんもいました。
その他にも火をおこして暖をとる、夜の星空を眺める、テントを建てて寝袋で寝るなどキャンプの醍醐味もたくさん体験することができました。
参加者からは
「オスのシカをみられてよかった!」
「大人も子供も興味がもてる内容だった!」
「動物のことをたくさん知れてよかった」
などの感想を頂きました。
本当にありがとうございました!
たぬきっこ森のようちえん~冬~(2019年11月16・17日開催)
2019年11月16日、17日(土、日)にたぬきっこ森のようちえん冬を開催しました。
今回が今年度最終回、一年があっという間に過ぎてしまいますね。
寒さに負けず、両日合計15組35名の親子が集まりました。
今回のテーマは、「森はおもちゃ箱!自然素材で遊べるおもちゃをつくろう!」。
この時期、歩いていると目にするたくさんの落ち葉や木の実、ドングリ。そんな森に落ちている自然素材を遊びながら拾い、おもちゃに大変身させて、たくさん遊んじゃおうという1日です。今回は<枝の釣り竿と葉っぱの魚>を作って森の釣り大会を楽しみました。
さて、まずは一緒に参加したみんなが仲良くなるために、
ずーみんとはるるが外あそびゲームを披露。
広場に元気な声と笑顔があふれました。
心と体がほぐれたところで、おもちゃの材料を拾いにいざ森へGO!
竿に使う枝と、魚に大変身する葉っぱを拾います。
どんな魚にしようかと考えながら探す子もいれば、
どんどん使えそうな葉っぱを集める子も。
葉っぱの集め方にも個性が出てきますね。
男の子たちは枝拾いに夢中です。
マグロも釣れそうなくらい大きな枝を集める子もちらほら…と思いきや、たくさん!(笑)
そして、思い思いに材料を拾って再集合です。
さあ、どんな竿と魚が出来上がるのでしょうか!
まずは枝をデコレーション!好きな材料を使って、世界に1本しかない釣り竿を作ります。
つづいて、葉っぱを使ってお魚作り。
中には葉っぱと葉っぱを貼り合わせてタコやヒトデ、アニメのキャラクターを作る子も。
子どもたちの自由な発想でたくさんのおもちゃが仕上がっていきます。
工作をしていると、気づくと大人のほうが熱中していることもしばしば。
子どもと一緒に本気で工作している時間、素晴らしいですね!
親も一緒に楽しむことは、たぬきっこ森のようちえんで大切にしたいことのひとつです。
そうして出来上がった釣り竿と魚たちで、みんなで釣り大会!
みんな大漁!!水槽いっぱいに魚が釣れていきます♪
自分で作ったおもちゃで遊ぶ楽しさをみんな味わえたようでした。
楽しい時間もあっという間。
わらべ歌と絵本の時間が終わると、もう終わりの会です。
子どもたちからは、
「葉っぱの魚つりが楽しかった!」
「枝をたくさん集めることが楽しかった!」
「最初のゲームが楽しかった!」
と、たくさんの感想を聞くことができました。
また大人からも様々な感想をいただきましたが、中でも印象に残っているのが、
「普段自然の中で遊ばせる機会が少ないので、自然の中でたくさん遊べてよかった。」
というお声。
住んでいる土地によっては、自然の中で遊ぶことって難しいですよね。
自然の中で子どもを遊ばせたいけれど、そんな場所も知らない…。
どう遊ばせたらよいかわからない…!という思う親御さん。
そんな時は、また私たちにお手伝いさせてください!
そして年長さんにとっては、たぬきっこ森のようちえんも卒園です。
年長さんにはひとりひとり卒業記念品をプレゼント。
成長が嬉しいような寂しいような、そんな複雑な気持ちになりますね。
そして、今年度最後のたぬきっこ森のようちえんも終了です。
みんなを見送っていると、こんな声が。
「この大きな枝を持って帰るんだ!!」
ニコニコしながら枝を持つ子、そして車に入るか心配するお父さん。
持って帰った後に、あの枝はどう大変身したのでしょうか。
そもそも、持って帰れたのでしょうか(笑)
さて、来年度もたぬきっこ森のようちえんは元気に開催します!
最近は技術が急激に進化していることに反比例するように、
自然に対しての興味が薄れていっています。
幼少期に自然や命と触れ合うことで、
他者への思いやりの心や、思考力、想像力が養われると言われています。
また、自然の中や自然物で遊ぶと、自然の価値に気づくことができます。
テストや数字では測れない能力を育むことができる。
それが自然体験なのです。
「自然の中でもっと遊ばせたい!」…そう思ったときは、ぜひまた遊びに来てくださいね!
そして、たぬきっこ森のようちえんを担当していたずーみんも今年度で主担当を卒業となります。来年度からは、ジョイこと吉川敦が担当いたします!
ですが、来年度もスタッフとしてずーみんは森のようちえんに来てくれますよ。
それでは今年度、たぬきっこ森のようちえんにご参加いただいたみなさん。
本当にありがとうございました!
たぬきっこクラブ~きこりになる~(2019年11月9日実施)
2019年11月9日(土)にたぬきっこクラブ~きこりになる~が開催されました。
大人気シリーズのたぬきっこクラブの新企画です。
今回はきこりの”まっつん”こと松尾さんに登場してもらい、
きこりのお仕事の紹介や木の切り方などを教えてもらいました。
実際に、松尾さんが管理している森を探検!
急な斜面を登り、山頂で森全体を眺めながら、
自然の地形に合わせて作業していることを実感しました。
みんなで力を合わせて木を切ることにも挑戦!
まずは松尾さんの切り方を見て、
ノコギリを使い木を切っていきました。
直径20㎝程の木もノコギリで切るのはとても大変です。
切った木を安全に正確に倒すため、木にくくり付けた
ロープをみんなで引っ張ります。
「せーのっ!」の掛け声で何回かロープを引っ張り
なんとか倒すことできました!
嬉しいお土産作りもありました。
丸太を切るところから始まり欠片になった木を磨いて
素敵なキーホルダーが完成しました!
その他にもきこりの作業道具の紹介や
どうしたらきこりになれるのかなどのお話しもあり、
充実した1日となりました。
参加者からは
「きこりは木を大切にしている仕事なのがわかった」
「自然の中で身体を動かして、作業できたのが気持ちよかった」など
様々な嬉しい声を頂きました。
次回は野外料理人になるです!
富士山の巨木の森を探検! ~のんびりハイキング~(2019年11月2日実施)
2019年11月2日、富士山の巨木の森を探検!
~のんびりハイキング~を開催しました。
今回は富士山の側火山の西臼塚とその周辺にある森を
ゆったり歩きながら秋の自然を満喫しました。
実ったタネを図鑑で名前をじっくり調べること、
双眼鏡を使って冬鳥を観察、
ブナやケヤキの巨木に出会いなど様々な自然に触れることができました。
また、茂ったコケに手を触れてみたり、
落ち葉を拾って太陽にかざしてみたりと自然の中で感性を磨くことも。
参加者も歩くことではなく、自然を観察することが目的だったので、
秋ならではの自然を楽しんで頂けたようです♪
参加者は「巨木をみることが出来てよかった」「ゆったりとした森歩きで楽しめた」
と笑顔で話してくれました!
たぬきっこクラブ~登山家になる~(2019年10月27日実施)
2019年10月27日(日)にたぬきっこクラブ~登山家になる~が
開催されました。
今年度4回目のたぬきっこクラブは、
これまでで一番高い場所で過ごすことになりました。
集合場所は富士山富士宮口5合目です!
ただ、富士山頂を目指すわけではありません。
今回の講師は岩崎しゃけさん。富士山の山頂だけではなく
様々なルートで富士山の楽しさを伝えているガイドさんです。
この日に目指す宝永山を地図で確認し、
準備運動できたら出発!
風が強い時もありましたが、
天気が崩れることなく、
紅葉した木々や清々しい景色を眺めることができました。
そして下を見ると雲が!
自分たちがとても高いところにいることを
実感しました。
1時間程歩いたらお昼休憩をしました。
富士山を見ながらのお昼ご飯は格別でしたね。
宝永山までもうひと踏ん張り!
でも、ここからがとっても疲れます。
富士山を覆うコロコロとした溶岩。
足がズルっと滑るような感覚になり、中々前に進みません。
それでも一歩ずつ上を目指していき、
全員で宝永山を登頂することができました!
ご褒美に富士山の顔もバッチシ見ることができました♪
みなさん達成感にあふれているようでした。
次回はきこりになるです!
お楽しみに。
田貫湖カヌー教室(2019年10月20日実施)
田貫湖カヌー教室を10月20日に行いました。
参加された方は、初めてにもかかわらず、気持ちいい天気の中、
パドルを使いこなしながら、水面をスイスイと進んでいました。
田貫湖の無人島を一周したり、競争したり、ガイドから水と人との
つながりの話を聞くなど多種多様な遊びを楽しみました。
最後は、鬼ごっこで鬼を捕まえるとプレゼントが!
質問カードをもらった参加者は、カヌーに乗りながら親子での会話
の時間を楽しんでいました。
参加者は「視線が低くて、水面からの眺めがとても新鮮だった」
「おいかけっこが楽しかった」「僕たちの生活に水が必要だという
ことがよくわかった。」と笑顔で話していました。
田貫湖ふれあい自然塾では、このような体験を通して、自分の周りの
自然や人との関わり方を楽しく学ぶ時間を多くの方に提供しています。